【真実とは】【トラウマ】おすすめ映画5選【ドキュメンタリー】事実は小説より奇なり ?!令和にも見続けられる作品群

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ドキュメンタリーと言うと型にはまった印象があるかも。でもその撮影の手法は自由。

創作と同じように。見方も自由。 長く果てしない取材……我慢比べのような、

神経をすり減らす撮影……それがなければ出来上がらなかった映像!!

 

1.1 罵詈雑言

スタッフ

監督 渡辺文樹
脚本 渡辺文樹

作品データ

製作年 1996年
製作国 日本
配給 BARI・ZOGONオフィス
上映時間 114分

Movie Walker より引用

【おすすめポイント】

未解決事件となった福島女性教員宅便槽内怪死事件の真相を探るため、事件の起きた村にカメラを向ける。当時を知る住民、学校、警察、に聞き込みを開始するが……。事件を深く知る人ほど、不自然に口を閉ざす。みなが何かを隠している。そんな中、監督の立てた仮説が浮かび上がっていく。

事件について調べてから見るのがおすすめ。でなければ、なんじゃこりゃで終わってしまうかもしれない。少し方言などが聞き取りにくかったり、分かりづらい箇所もあったりするが、なまなましい人間の顔が、私たちに何か苦虫を噛み潰したような嫌悪感を呼び起こす。彼らは何をそんなに必死になっているのか?

1.2 精神 (http://laboratoryx.us/mentaljp/index.php)

スタッフ

監督 想田和弘
製作 想田和弘

作品データ

原題 Mental
製作年 2008年
製作国 日本
配給 アステア
上映時間 135分

Movie Walkerより引用

【おすすめポイント】
  想田監督は自身の映画を観察映画という。何かを調査したり、何かを訴えたりすることはなく、ただ、映されている何か。私たちも知らない何かどこか誰かの日々の営みを、観察するように眺める。そうすると、日常に何か問題が持ちあがるように、偶然映ってしまった何かにハッとする。

精神病棟を映し出したこの作品も、そのような偶然があった。

三年前くらいに監督が日本に来た際、講演を聴く機会があった。ある女性の独白シーンが一番印象に残っているが、それも偶然の産物だという。その後監督は彼女に映画にする許可を取ったという。

ドキュメンタリーの見方が変わった作品。

1.3 約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~ (http://yakusoku-nabari.jp/)

スタッフ

監督 齊藤潤一
製作 広中幹男 、 喜多功

作品データ

製作年 2012年
製作国 日本
配給 東海テレビ放送
上映時間 120分

Movie Walkerより引用

【おすすめポイント】

 冤罪とは何か。名張毒ぶどう酒事件の容疑をかけられた奥西勝氏の戦いは、死刑囚となった時から有無を言わさず始まった。当時は物証が少なかったが、事件に疑問を持ち奥西氏に協力する弁護団の調査により、新しい証拠が見つかる。その地道な過程には驚かされるばかり。集められたどこかおかしい村人の証言……。そして、再審が進むにつれて浮き彫りになった裁判所への疑問。

朝、独房で目が覚めた男は母親の手紙や、絵葉書に目を通す。高齢化する肉体と向き合い、わずかばかり体を動かす……。実際の映像と再現された映像の両方から構成され、人生の半分以上を独房で暮らす奥西氏を仲代達矢、その母を樹木希林が熱演する。まさに熱演。

製作の東海テレビは長くこの事件を報道している。同じ事件を扱った、「東海テレビドキュメンタリー劇場」シリーズの第11弾として、記録映画『眠る村』も2019年2月に全国で公開されている。

スタッフ

監督 若松孝二
製作 若松孝二

作品データ

製作年 2007年
製作国 日本
配給 若松プロダクション=スコーレ
上映時間 190分
【おすすめポイント】

ショッキングな内容。山荘ベース事件、あさま山荘事件にいたる一連の流れをふり返っている。監督の解釈による再現映像。

映像は目を背けたくなるが、関係者の手記や執筆本によれば、実際に起きた事件の様子はさらに悲惨だったようだ。監督が映画にしたのは、鎮魂の意味もあると感じる。こうして客観的に振り返ってみるとありえないと思えるが、もし実際に自分がその事件に関わり、その場にいたら、同じ行動に出ただろうと思わされる。

「革命」という大きな得体のしれない目的のもと、自分のすべてを正当化し、他人を批判する。そうして目的までも見失っていく。彼らの目的は「革命」だったが、たとえ違う目的、状況であっても、似たような心理におちいることは普通にある。

最終的に彼らはあさま山荘に立てこもり、警察、機動隊と戦うことを誓うが(そうせざるをえない状況に追い込まれる)、一番年下の青年が皆にあることを訴える……。

1.5 ゆきゆきて神軍

スタッフ

監督 原一男
公開年 1987年
【おすすめポイント】

 戦時中ニューギニアに送られた奥崎謙三は、その経験から終戦後もあらゆる突飛な行動に出る。知り合いの紹介で原監督と奥崎は出会い、ニューギニアでの上官、戦友や遺族の家を訪ね歩く。そのうちに発覚した終戦後の部下射殺事件。その裏では私たちの想像を超える出来事が起きていた……。自らの生き方を誇り、その真相を聞き出すためにつぎつぎと繰り出される奥崎流の表現。あっけにとられる周囲をよそに、話は進んでいき、次第に事件の全貌が見えてくる……。

奥崎の発想は危険だが、戦友の墓を訪れるシーン、ふとした瞬間の表情や涙など、奥崎の心を感じるシーンは印象深い。

3 まとめ

 

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