デジタルニュース:卵を使わないマヨネーズ1? 代替肉の次は、代替タンパク質の時代だ

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本日はデジタルな知識やユニークなアイディアで明日をよくするためのニュースコーナーです。

今日のニュースネタは1つです。
https://forbesjapan.com/articles/detail/32455

本日のニューストピックス : 卵を使わないマヨネーズ1? 代替肉の次は、代替タンパク質の時代だ

皆さんは代替肉という存在をご存知でしょうか。代替肉は差し障りなく表現すると、リアルなお肉ではないものの、お肉の触感や質感、味を限りなく近づける植物肉です。
2000年代初頭あたりでは主に大豆を加工した疑似肉のようなものが主流でしたが、現在では現実のお肉とそん色のないレベルに近づきつつあります。アメリカにおいて、様々なスタートアップが登場してきており特にビヨンドミート社が一番名前の知られている会社であるかもしれません。

新技術が出てきた際には、その背景にある思想や技術革新について簡単にでもいいので踏まえておく必要性があります。
何故、代替肉や今回紹介するような代替タンパク質が出てきたのか。これについては、技術革新というよりも、SDGs的な文脈から出てきた発想の方が強いと個人的には思うのです。

SDGsはご存知の方も多い通り、持続可能な社会を作るための複数からなる目標のことです。それと何故代替肉が関係してくるのかというと、動物がキーワードになります。日本において、特に関西では牛>豚>鳥というヒエラルキーが確立して久しいです。

肉まんといったら、牛肉。豚を使った肉まんは、豚まんであると。明確に区別されています。
しかしながら、その牛のお肉を食卓に運ぶために、消費される水の量、そして飼料がデータビジュアライゼーションされると、サステナブルではないという判定が下ることになります。
もちろん、そこには牛を殺して食べるのはよくないことであるというような動物愛護、ベジタリアン的な思想も入っているとは思いますが、大きなメインストリームとしてはSDGsです。

併せて先ほど技術革新の文脈については触れていませんでしたが、こちらについてもキッチンOSという今までなかなかデータが取れていなかったキッチン回りの世界でデータを取得していこうという動きとも一部リンクしています。

キッチンOSについてはまたなにかしら別のニュースで語るとして、水や飼料の消費と人間が最終的に摂取できるカロリーというのを比較した所、コスパが悪い事が分かったと申しました。
それは、ちょうど関西人が大事にするヒエラルキーの通りなのです。つまり、牛豚鳥からすると牛が一番コスパが悪く、鳥が一番コスパがいい。

ですが、結局鳥を育ててお肉にしたり、卵にしたりするというのはやはりロスが生まれるということで、植物由来の卵製品、鶏肉を創ろうという流れに至ったのだと思われます。

ニュースを見ると、すでにEat Justは中国に幅広い基盤を気づいた上で、流通基盤をグローバル展開していく段階のようです。
やはりSDGsのマスマーケットである北米を狙いに行くのは常套手段でしょうか。

牛豚鳥という動物由来の食材が、植物に置き換わっていくというのは実は日本でも身近になりつつあります。
たとえばIKEAの渋谷店ではベジドックという代替肉を利用したホットドッグがお安い値段で販売されていますし、意識の高いスーパーなどでは一部で代替肉のような製品も出つつあります。

10年後の食卓事情がどうなっていくのか、非常に興味深く推移を見守っていきたいですね。

余談なんですが、ちなみに三井物産も2015年の東洋経済さんの記事で植物性卵を開発するという意気込みを語っているのですが、果たしてこれはどうなったのか。それも気になるところです!
https://toyokeizai.net/articles/-/85798

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